壁その1 |
入校手続きを無事に済ませ、と言いたい所ですが事前審査のような事がありました。 引き起こしとセンタースタンド掛け。 これはHちゃんからアドバイスを受けていたのでなんとかクリア。 でも重かった。。。こんなに重い物を持ったのは生まれてはじめて。 ってあたりまえか。 これがそのときの教習車 HONDA VFR400K まあそんなしょっちゅう起こしたりしないし、 先生が手伝ってくれるから大丈夫だよね。 またまた深く考えずに実技教習の1時間目は始まった。 忘れもしない冬の始まりの夕方、薄暗いコースの隅で、アクセル、Fブレーキ、クラッチ、Rブレーキ、ギア。両手両足違う事をする。 わからん!! 右手がアクセルと???キーを回して半クラで発進。 半クラ? わっ、忘れてた!半クラ!! 4輪の免許取る時も、これで悩んでなかなか進まなかったんだ。 (もちろんオートマ限定なんて免許制度が出来る以前の事です。) そう思っている間に後ろを押されて外周コースを走る事になった。 よろよろ、のろのろ。 「はーい、ここで止まって」 先生ののどかな声が聞こえたので、 「右手がブレーキね。キュ」 と握ったとたん、ガシャン。倒れた。?どうなったの?足が届かないじゃん。 そんな〜! 足が届かないのもそうだけど、グラッときたら支えきれない。 「おーい、怪我ないか?」 またもやのどかな声。 「はーい、起こして」 いつも穏やかな口調だな、この先生。はい、起こすのね。 おもい、おもーい!びくともしないじゃん。 でも先生手伝ってくれるよね。助けを探す私の視界には誰もない。 うっそ! 「はーい、キルスイッチかメインキーを切ってね。あっ、右に倒したらサイドスタンドは出して起こしてね」 うーーーん、うーん よろよろ、起こせた。 「エンジンかけてね、ニュートラルにちゃんとなってる? かぶったなぁ〜 じゃ、先生やるから。」 えーん、最初から全部やって!! |