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終点間近
1995年 

新年明けましておめでとう。

普通の人が休んでいる時に仕事をしなければいけない職種。
しかし権力を使って休みを取り年末年始を実家で過ごした。
「今ねえ、バイクの免許取りに行ってるんだよ〜」
なんて言えるはずもなく、脛や膝の青タン赤タンは冬のお影で隠された。
女の子でバイクに乗りたいって思っても、その中のハードルの一つに”親”が必ずあるもんだ。
「んまあー!女の子がオートバイなんてトンでもありません!!怪我でもしてお嫁に行けなくなったらどうするんですか!!」

そこで母親を説得できるのは、かつてライダーで今もライダーの父親ぐらいだ。
バイクは車と違って何かあった時のダメージはもろに体で受ける。
心配されても仕方がないよね。
「確か雨だと教習お休みなんだよね。学科も取らなきゃいけないし、
次の予約もあるから行かなきゃ。」
スニーカーに雨水が染みて来て、シモヤケになりそう。そう思いながら歩いていると、

「ぶろろろ〜」
走ってるよ〜やってるよ、教習。。。

教習所備え付けのカッパを来込んで、長靴をはいて、、、、、
雨は雪へと変わった。寒くて体はがちがち、教習車は暖気足らずで
エンストしまくり。

でも楽しいと思えてきた2段階終了間際の一日でした。


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