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2001,8,4 初教習
入校式では若い男の子ばかりで、なんだか場違い。と思っていたけど教習が始まってコースに出ると、ちらほら女性がいる。
声かけてお店に連れてっちゃおうか?
なんて余裕はない。始業挨拶をしたらいつもお店に営業できてくれているKインストラクターに呼ばれた。
何度か話はしているもののこう言う場合緊張します。
ワンツーマンで中免の時と同じようにまずコースに出る前にセンタースタンド掛け、実はお店に修理や車検で入ってきたバイクでひそかに練習させて頂いたんだ。
もちろんマスターもしくはそのバイクのオーナー付きっきりで。
引きおこし、重いけどエンジンガードが付いていてべったり寝ていないから難なく終了。
そしてこれが一番の難関だった、
サイドスタンドをはらって乗車。
そう言えばこれが基本なんだよね。ハンドルをしっかり持ってサイドスタンドをはらって、フロントブレーキかけたほうが良いかな?
足を上げて跨ぐ!うううっ、ハンドルを持つ手が震え、右足はシートに引っかかりながらなんとかステップを探して、乗車。
そしてその逆の手順をよろよろしながら下りて。
あっ、暑い。なんと言っても夏真っ盛り。
そして今日は取っても良い天気。
おまけに怪我をするかもしれないから膝と肘にしっかりプロテクターを入れている。暑い。
「それじゃあコース行きましょう。」
ああ、やっとこれで乗れる〜。
さっき下りたからまた乗らなきゃ。
これは普段もAX−1で練習できるな。
キーを回して、ギアをローに入れクラッチをつなぐ・・・アッいかんいつもの癖でアクセル回しすぎてる。
ギクシャクギクシャク、第一コーナー曲がる時、わっ何この切れ込み!でも行きたい方へ頭を向けるだけでそっちへ進んで行く。
1段階用の練習コース、クランク・S字・八の字。その間の直線は出きるだけ走る。赤
信号、止まらなきゃ。止まる時にコケないようにリアブレーキを重視。でも止まらない???停止線オーバー。これだ、お客さんたちがよく言ってること。
「排気量が大きくなって車重が重くなると止まりにくいよ。」
次の一時停止で恐る恐るフロントブレーキを使ってみる。フロントブレーキもいきなり強くかけなければ、思ったよりふらつかない。
基本中の基本なんですけどね・・・ナナハンの重さ、
とにかく立ちゴケだけはしない様に、それだけをがんばろう!!初教習の1、2時間目を終え次回の予約を入れていると、
「すえむらさんだっけ、いつも乗っているの?」
この御方は誰だろう(あとからこの教習所の所長さんとわかりました)?話しかけられ、
「(小さくなりながら)はぁ、はい。」
「そうだね、乗れてるもんね。」

へっ、見られてる?

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