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2001,7,30 決意
Yちゃんと初めて走りました。HDのイベントがありそこまでの街中までのホンのちょっとした距離。
「ママ先走ってね。」
はい、いつもと同じように走ります。信号待ち、ならんだ車の脇からのろのそのそ、前に出ました。ばおーん、Yちゃん勢いよく反対側から来ました。青に変わって、ばおーーーんYちゃん行っちゃった。ついて行かないと。ひらひらひら、片側2車線の道の真ん中を走ってく。ひーっ、私に行けるか?行けるじゃんでも心臓爆爆、こんな走り方する人の後ろ走ったの初めてだよ〜あっという間に目的地到着。
「Yちゃん、私あんな風に車の間、走ったの初めてだよぉ、無理だよ、ついてけないよ。」
半分泣きべそかきながら訴えた。
「そお、初めにママの走りを見て行けるなあっと思ったから。大丈夫だったじゃん。やっぱりオートバイの機動性を生かさないと。」
そう冷静に言われた。確かに信号待ちや渋滞の擦り抜けは今までやってきた。
(一緒にツーリングに行く人に付いて行く為に!)が、走っている車の間の擦り抜けは誰にも強制されず、誰も私の前をそんなふうに走った人はなかった。その事を告げると
「へ〜っ、信じられない。」
この人にはどんなバイクの歴史があるのだろう?聞き出す事にした。
Yちゃんがはじめてバイクに乗ろうとしたきっかけは、学生時代のアパートから銭湯に行く為だったそうだ。
そのころスクーターと言う物がなく(歳がばれる!!)ギア付きの50ccを乗り始めたら同じ大学の”オートバイ同好会”に誘われ、250cc、400cc、そして本物の限定解除をしたそうだ。
「おまえは下手だからっていっつも言われてさぁ〜いろんなところ走りに連れてかれたよ。」
たぶん女の人がバイクに乗るって今よりもずーと大変だった頃じゃないかな。
女だてらにとか言われて、上手に乗らないと男性ライダーに認められないとか。もちろんこかして自分で起こせなくて、うなっていても腕組して
「早く起こせ!」
って怒鳴られたり。(あっ、これはあくまで私の想像です。)
上手くなりたいな、Yちゃんみたいにキビキビ走りたいな。
体格の差もあまりないYちゃんの後ろを走って切実に思いました。
取りあえず山道が怖いからそれを克服したいなあ。
それから修行を続け、そこそこ走れるようになってくると、欲が出る。
このまま上手くなっておっきいバイク乗りたいな。そして大型2輪免許も心の中で膨らんで、今まで私の周りで大型乗っている女の子と言えば170cm近い身長のMちゃんぐらいで
、はっきりピンと来る物がなかった大型2輪がすぐそこに見えた気がした。体型よりもテクニック?でもけして上手くなったわけではありません。
ただ自分を試してみたい。
「大型2輪免許、取れるかな?取りたいな!よーし取りに行こう!」
早速、某ライディングスクールの入校手続きをしたのだった。



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